入遠野字天王にあり、県天然記念物に指定されいる。境内西側の斜面に並んで立ち、二本とも樹高32.5m、樹廻り9m余もある。真直ぐに伸びた枝は太く四方に広がり樹勢が盛んである。杉の大木は各地にあるが、いじれも損傷している場合多く本樹のように杉本来の姿を擁しているのは少ない、樹齢1,100年と伝えられている。 ●所在地/遠野町入遠野字天王 323の乙
大平物見岡にあり、市天然記念物。拝殿前に並び立っている。ムクロジの樹高16m、サカキの樹高は、9.6mあり、ともに樹勢は盛んで、北限のものといわれている。
●所在地/遠野町大平字物見岡6
曹洞宗 医王山東光寺 上遠野地区に四ケ寺ある曹洞宗の一寺。本尊は木造虚空蔵菩薩像。境内に大イチョウ の木が、二本立って参詣人を迎えるかのような風情がある。
●所在地/遠野町上遠野寺堀切168
駒木根右近利政は、慶長6年伏見において、徳川家康の命により、飯野平城を受け取り諸事を沙汰して、鳥居忠正に引き渡した。これにより上遠野に3千石を賜う。父治部正逝去し安養院に弔い、桜を植えた伝えらている。
●所在地/遠野町滝寺西ノ内43
昔馬産地の遠野町では唯一の馬頭観音堂。参詣者で賑わった。堂内に馬を飼い。当たりくじの人がその馬をもらった。翌年その馬の仔を奉納し、くじ当たりの人が仔馬を引き受けるという行事で有名。
●所在地/遠野町根岸
平安時代の名僧、徳一の墓所といわれる。僧最澄や空海との法論は、日本仏教史上に有名である。いわきに13カ寺創建して会津に向かったと言われている。入定とは高僧が入滅した所、すなわち墓所ではないかと伝承されている。
●所在地/遠野町入遠野
上遠野城(八潮見城・八塩城)
戦国時代「いわき(磐城)」を支配した、岩城家の領内においてめずらしく、石垣を使用した平山城である。城の重要部分は、根古屋の平坦な地にあった。城主であった「上遠野家」は、下野国(栃木県)小山荘の豪族小山家の分流である。
●所在地/遠野町上遠野
鮫川渓谷龍神峡は、下滝の建龍寺から徒歩約10分の距離にあり、川の中に突き出た岩、それを激しく洗って流れる水は、まさしく龍を思わせるものです。龍神橋のたもとには、西行戻しの由来を記念する碑と龍神峡の記念碑が建っている。
●所在地/遠野町滝地内
真言宗智山派 医王山東陽寺 本尊大日如来 入遠野字関屋に薬師堂がり、薬師如来などが祀られている。享保6年に時の代官へ楮の不正取引を訴えた帰り道、首を打たれた義人重郎平の墓がある。
●所在地/遠野町入遠野字関屋84
真言宗智山派 沓掛山慈眼院圓福寺本尊は大日如来。成田山不動明王を祭り、縁日は1月と8月の28日護摩供養。二層の山門から流れる梵鐘の音に、心が洗われる。
●所在地/遠野町入遠野字天王
曹洞宗花林山玉峰院建龍禅寺 滝字房林 永正元年領主上遠野氏の夫人が、夫の菩提供養のため創建。本堂安置の虚空菩薩尊は、南朝の忠臣楠正成の必要祈願の持仏という伝え。千躰仏堂は必見。
●所在地/遠野町滝字
真言宗知山派、光明山観音院円通寺。大同二年徳市大師の開山と伝えられる。知山派の学問寺。行其作と伝えられる本尊の木造聖観世音菩薩坐像は、県指定の文化財
●所在地/遠野町上遠野字根小屋
曹洞宗 萬松山上遠寺。上遠野郷の国人、八塩城主上遠野大炊守家の菩提寺として創建されたという。その年代や墓所は不明。山門、本堂の天井内の天井絵に当時の偉容がみられる。
●所在地/遠野町根岸字横道
真言宗智山派 那智山大慈院龍元字。 本尊大日如来 大平物見岡境内は、よく整備された参道から、真紅の花をつけた百日紅が目を射る。庚申塔など石塔群中、戦時中に建碑した馬霊塔が目を引く。
●所在地/遠野町大平字
日蓮宗正宗 真宝山連淨寺 総本山大石寺、日時上人が創建された。本尊は昭和46年に、総本山第66世日達上人筆による文字曼荼羅。本寺の裏山には、植物学的にも珍しい樫林がある。
●所在地/遠野町深山田字狩野54
臨済宗 可玉山妙光寺 筑波山から磐城の国に入った僧徳一大師が大同年間に草庵を結んだのが本寺開山といわれている。本尊釈迦如来像。江戸中期の梵鐘は、音がよく逸品。
●所在地/遠野町深山田字寺ノ代116