遠野町で生産される良質な楮を原料を用いて寒漉き(冬季間のみに漉く)にて製造する遠野和紙は、手漉きならではの味わいがある上質な和紙です。
かつては、地場産業を代表した遠野和紙も、昭和の後半からは、深山田地区の瀬谷家だけが、五百年は優に越すであろう古い歴史と伝統を守っているだけとなっていたことから、遠野地区の伝統技法を継承するために設立された磐城手業の会の手により、平成17年4月から技術継承事業を行なっております。
平成22年度に瀬谷家が廃業した後は、磐城手業の会の会員による継承のみとなり、遠野町の住民の中には和紙を漉く方がいなくなりました。
そのため、いわき市では平成27年度から地域おこし協力隊制度を活用し、遠野和紙の伝統を未来に継承する事業を展開しております。
遠野和紙の継承事業に関するお問い合わせは、遠野支所(℡ 0246-89-2111)までご連絡ください。
(写真は、楮の刈取りや紙漉き、更に後継者育成にも力を注ぐ故瀬谷安雄さん)
今はなつかしい文部省唱歌の「村の鍛冶屋」として、親しまれた鍛冶屋職はどこの地区にも存在していました。現在は、広い面積を誇る、いわき市においてさえ遠野町に二軒のこるだけです。 村の鍛冶屋の仕事は鍬を主とする農作業に必要な農機具、山仕事の斧などの諸々の刃物、時には漁師が用いる金舌まで制作しました。もちろん家庭内の包丁などの雑用刃物など、なんでも「トン・テンカ」の音高く、 鉄を叩いて制作しました。(現在活動している方はおりません。2023)
日本に古来より自然に生える真竹・破竹などの竹は、その美しさはともかくも日本人の身の回りの日用雑器が作られ愛用されてきました。竹はどこにも豊富にあるのではなく寒い地方では良質の竹は希少です。そうした面では、遠野地方は良質竹の北限であるのは意外と知られていません。こうした地元産の豊富な竹を用いて作る技は石森功夫さんならではの味です。カゴ、ザルなど、種類も多くあります。
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