４月17日、上遠野小学校の皆さんが上遠野城跡（八潮見城跡）に登りました。
　登りきった先にある夢展望と名付けられた見晴らし台からは、児童たちが学ぶ上遠野小学校を眺めることができました。また、いつもの給食とは違う、山の中でみんなで食べるお弁当は格別だったと思います。
　上遠野城跡は、城郭の形式などから戦国時代の築城と推定される城跡です。今も石垣や土塁などが残されており、平成15年４月25日に市指定の文化財（史跡）に指定されました。地域の方々で構成される八潮見城探検隊の皆さんが草刈り等の活動を日々行っており、この日も道案内や説明をしてくださいました。　　
　文化財は地域の歴史を伝える重要なものなので、守っていくこともちろんのこと、その価値について理解を深めるため活用することも大事なことでありますので、この登山もそのための事業の一つとして、これからも続けていきたいものです。

遠野和紙制作の専用工房が遠野匠の里内（遠野町入遠野諏訪）に完成し、12月7日に多くの来賓及び関係者により開所式を行いました。
工房は、当協議会が平成22年度に井戸の掘削からスタートし、途中震災の影響で事業中断するもその後再開し、今シーズンからの本格稼働に向けて開所したものです。
開所式に先立ち、これまで遠野和紙の保存継承に多大な貢献をいただいた瀬谷安雄氏、平子学氏へ感謝状を贈呈しました。
テープカットの後には、当協議会会員の「磐城手業の会」により和紙漉きの実演を行いました。

11月13日、梨花の里保育園（好間町）の園児20名が、遠野町上根本矢本地区のオーガニックコットン畑で収穫体験を行いました。
園児たちは、畑の中をあっちこっちと駆け回りながら綿花を丁寧に摘み取っていました。
震災後、子どもたちは外で遊んだり、土を触る機会が減っている中、この光景は見ていてほっとやすらぐ感じがしました。